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地質災害委員会
 

平成16年新潟県中越地震 :関連情報04.10.26更新

●活断層とは?
日本のような変動帯では,断層はいくつもの地質時代を通して形成されてきました.私たちは,崖の断面で地層のくい違いとして,断層をみることができます.断層はずれ動きの向きのちがいから,正断層・逆断層・横ずれ断層に分けられています.横ずれの場合には,断層面をはさんで向こう側がどちらに動いたかで,右ずれと左ずれが区別されます.
 なかでも最も新しい時代の第四紀(約180万年前以降)に繰り返し活動した断層は,将来も活動する可能性が大きいので,活断層とよばれています.日本の内陸部の活断層は,大部分が数百年から数千年に1回ぐらい間欠的に活動して地震を起こしています.活断層の一度に動く長さが長いほど,大きな地震が発生します.

断層のタイプ.断層とは破断した面(断層面)に沿って両側の岩盤がずれ動いた状態をいいます.ずれ動きの向きの違いで区分することができます.
活断層の概念図.もっともあたらしい第四紀に活動し,現在も生きていると考えられる断層が活断層です.(地質調査所,現 産業技術総合研究所
 画像をクリックするとそれぞれの
 拡大図がご覧いただけます.
リーフレットシリーズ「大地の動きを知ろう―地震・活断層・地震災害―」 より

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