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IUGSからのインド洋大津波に関する決議
 IUGSから今回のインド洋大津波に関する決議(2005.1.14)がありましたので皆様にご紹介いたします.
 ここで提唱されていることは次の4項目です.
(はじめの「
IUGSの認識」の8項目は省略)

IUGS Statement on Natural Hazards A Resolution of the International Union of Geological Sciences (IUGS)

1.国際的な津波警報システムは過去数10年にわたって太平洋で運用され,役に立つことが実証されている.インド洋と大西洋にも同様なシステムを構築すべきであり,これによって多くの人命を救うことができる.

2.地質科学の教育を普及し,特に身近な地域で起こり得る災害の危険について住民全員
に理解させる必要がある.

3.広域的な災害管理システムがない地域ではそれを構築する必要があり,それが存在
する地域でもより実効的に運用する必要がある.起こり得るあらゆる災害の兆候をモニタ
ーすべきである.

4.地質災害とその危険に対する多分野・多国籍の共同研究プログラムを立ち上げ,専門家
と一般市民の両方が災害に伴ういろいろな現象についてもっと注意し,よく理解するように
しなくてはならない.

決議文は次の2つです.

1.あらゆる種類の自然災害に働いている地学的な力の性質と,自然災害を軽減するための
方法をよく理解するために,科学的専門技術の発達と応用,経験の蓄積を促進すること.

2.前項の情報を,他の分野の科学者,政府の担当官,政策を立案し計画する政治家,保険
業界,そして一般市民も含め,できるだけ無制限に共有すること.

原文はこちらから,http://www.iugs.org/iugs/news/iugs_hazards_statement.htm
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