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地質災害委員会
 
平成17年2月10日東京都の温泉掘削現場のメタンガス火災に関するコメント

正会員 中野啓二(Terra-Fluid Systems 代表・関東支部)
E-mail keizi.nakano@nifty.com
1.この火災における『専門家』のコメントについて

報道(毎日・産経・日経・読売)などの記事によれば,『2月10日午後4:55頃,温泉井戸の洗浄中に,気泡を含んだ水が2m(読売新聞では10m以上)の高さまで吹き上がり,引火した』『掘削口(直径約20cm)に蓋をしようとしたが,勢いが強すぎて失敗した』とのことであったらしい.この火災は一昼夜以上続いた(第1図,写真1).この火災について,新聞・テレビなどマスメディアに『専門家』のコメントがなされた.私が見聞きした範囲では,もう一つこの温泉掘削現場の火災の本質を捕らえていないのではないかと考え,温泉地質でメシを食べさせていただいているものの責任として,その原因と背景などについて考えてみた.以下はそのコメントである.

写真1;2005.Feb.11 0:48pm 消火状況1
●平成17年2月10日東京都の温泉掘削現場のメタンガス火災に関するコメント
●現場地図・写真・天然ガス井の位置ほか
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