07.02.21 構造地質部会2006年度例会プログラム完成



07.01.29 構造地質部会2006年度例会 プログラムのお知らせ


構造地質部会2006年度例会(2007年3月16日〜3月18日 於 南紀白浜温泉 ホテル BAY LILY)は50名を越える参加申し込みをいただきました.また,2日目には半日巡検も新たに設定致しました.下記に口頭発表の暫定的なプログラムを掲載します.講演要旨締切は2月10日となっています.すでに参加および発表申し込みは締め切られていますが,参加のみ,もしくはポスター発表であれば,受け付ける余裕がありますので,庶務担当の重松紀生(n.shigematsu@aist.go.jp)までお申し込み下さい.詳細は,構造地質部会のホームページをご覧ください.


3月16日(金) 

午後:紀伊半島を構成する地質体とプレート間地震*************************

伊藤谷生 (招待) 深部反射法地震探査の諸成果と日本列島形成史の再構築

小原一成 (招待) 西南日本の沈み込み帯で発生する様々なスロー地震

廣野哲朗 ほか 台湾チェルンプ断層掘削プロジェクトHoleBの成果概要

鷺谷 威 ほか(招待)東海・東南海地域におけるプレート境界の時空間挙動

小泉尚嗣 (招待) 地下水の観測から地震の発生を予測する

鈴木博之  紀伊半島における四万十帯の地質と構造

氏家恒太郎・山口飛鳥 摩擦発熱による流体包有物のストレッチング

安間 了 ほか潮岬海底谷の南海付加体構造:とくにOOSTについて

川村喜一郎 ほか比高1000 mの天竜海底谷の崖に沿って観察される南海付加体の地質断面

宮田雄一郎 (招待)田辺層群にみられる泥ダイアピルの内部構造

ポスター発表


3月17日(土)

午前:田辺層群マッドダイアピル巡検 (案内者:宮田雄一郎)

午後:

付加体の形成 ****************************************

木村 学付加体研究の新戦略

橋本善孝 ほか  陸上付加体メランジュ帯における異常間隙圧の推定:四国白亜系四万十帯横浪メランジュ

山田泰広 ほか海山沈み込みによる付加体構造の変形:地質モデルを用いた検討(仮題)

坂本隆彦ほか紀伊半島、熊野層群の角礫岩の形成過程

紀伊半島の火成活動・高温異常

花室孝広紀伊半島南部の高温異常域における地殻・マントル構造と温泉ガスの希ガス同位体比

星 博幸中新世に紀伊半島で何が起こったか? (仮題)

中屋志津男 ほか紀伊半島の高温泉と火砕岩岩脈との関係

西南日本の地質体・境界断層 *********************************

竹下 徹 ほか大規模D2正断層活動による四国中央部三波川変成岩の上部地殻レベルへの最終的上昇

ウォリス, サイモン,福成徹三    中央構造線の正断層運動

高木秀雄 ほか関東平野下の中央構造線

重松紀生 ほか紀伊半島東部中央構造線沿いのマイロナイトの石英微細構造と変形条件

石井和彦花崗岩質マイロナイトの歪軟化過程

奥平敬元・別府裕樹領家変成帯のメタチャートに記録された付加体形成期変形作用

構造地質学の基礎 (とくに古応力) *********************************

木村希生マイクロブーディン古応力計の概要と応用

半田さつき ほかマイロナイト中の石英再結晶粒径解析のための粒界抽出法

増田俊明超微小硬度計と岩石の力学解析

三輪成徳 ほか土岐花崗岩中に見られるマイクロクラックの三次元方位分布と生成環境および古応力場の復元

安原健雄 ほか領家花崗岩中のヒールドマイクロクラックの方位分布解析による古応力の復元と,

中央構造線の折れ曲がり

佐藤隆恒・高木秀雄丹沢トーナル岩体に記録された古応力の変遷

ポスター


3月18日(日)

午前:断層の解析 ***************************************

松田達生断層と断層岩の発達様式

宮田隆夫断層帯の地中レーダ解析(仮題)

大谷 具幸 ほか阿寺断層破砕帯における変質作用

木村克己首都圏の浅部地質と地震動

曽田祐介九州東部,佐志生断層沿いの蛇紋岩の変形条件

荒井優祐 ほか白亜紀花崗岩に伴われる暗色貫入岩-徐冷型シュードタキライト?-

大川 直樹,小林 健太丹沢山地南部,神縄断層系に分布する断層岩類の特徴

在田一則・大平 寛中央ネパール、カトマンドゥ・ナップの上昇:フィッション・トラック年代によるアプローチ

総合討論,例会解散(〜12:15)

午後(14:00~16:00)普及講演会 木村 学,小泉尚嗣


ポスター発表タイトル

大坪 誠・重松紀生 熊野井内浦観測井コアで観察される剪断面を用いた古応力の復元

大橋聖和牛首断層系における断層幾何学,破砕帯特性と地震時の挙動

KIM Woo-Seok・宮田隆夫日本海拡大時の朝鮮半島における新生代盆地形成

窪島光志鳥取県西部地域における低活動性断層の構造地質学的研究~特に日南湖リニアメントについて

坂啓惟 ,小林健太福岡県,警護断層とその周辺における構造地質学的研究

中島 崇溶存成分の違いによる透水係数の変化(仮題)

萩原知之 豊島剛志北海道、日高変成帯南部幌満川上流地域における断層岩類の構造地質学的研究

播磨雄太日高変成帯北部における深部断層岩の形成過程とテクトニクス

水上知行四国三波川帯、瀬場ルートのエクロジャイトユニット境界:構造地質学と顕微ラマン分析

宮川歩夢付加体内の流体と構造変形に対する数値シミュレーションによるアプローチ

山口飛鳥アラスカ州Kodiak島Ghost Rock melange中の黒色細粒断層岩

山口はるか・猿渡和子・氏家恒太郎シュードライトなりかけ層考察:イライト融解実験より




構造地質部会例会の開催に合わせて、一般市民向け普及講演会を以下のように企画しました。


日本地質学会構造地質部会普及講演会

「東南海・南海道地震の理解に向けて:紀伊半島周辺での最新の研究」

日時:2007年3月18日(日)午後2時から4時まで

場所:和歌山県立情報交流センターBig・U 研修室1

   〒646-0011和歌山県田辺市新庄町3353-9

   TEL 0739-26-4111

講演者:東京大学・木村学教授

    産業技術総合研究所・小泉尚嗣主任研究員

主催:日本地質学会構造地質部会

後援:田辺市、白浜町(予定)、和歌山県教育委員会(予定)



06.11.24 参加応募締め切り延期について


構造地質部会の皆様


構造地質部会春の例会(2007年3月16日(金)〜18日(日),於南紀白浜)の参加 申し込みが20日に閉め切られましたが,事務局メンバーと招待講演者を含めて 30名を越える申し込みをいただきました(下記).当初は少し遠いこともあり どれくらい集るのか心配していましたが,事務局メンバー一同ほっとしている ところです.ただ,年度末の予定は立ちづらいという声もあり,一方,プログ ラムの作成と事前広報の必要性の声が挙がり,参加申込締切を延ばし,講演者 ・講演題目締切を繰り上げて,12月20日締切として受け付けることになりまし た.これまでは講演者と講演題目締切を2月10日とお知らせしてありました が,予定でも結構ですので,それを12月20日までにお知らせ下さるよう,よろ しくお願いします.

要旨締切は前回お知らせしましたように2月10日です.

下の参加申し込みをご利用下さい.


締切

参加登録および発表者と発表予定題目締切(すべての発表について):2006年12月20日

講演要旨原稿締切:2007年2月10日


講演要旨のフォーマットは,地質学会年会のフォーマット(News誌 Vol. 9 No. 5を参照) に従ってください.

講演要旨は PDF 形式もしくは MS-Word 形式で送ってください.


羽田からですと,白浜空港までの直行便があります.早割もあるようです.

http://www.aikis.or.jp/~airport/

宿泊先・会場はこちら:

http://www.baylilly.com/job.htm

ちなみに,増田元会長によると,シンポジウムの語源は古代ギリシャの饗宴 (酒宴)だそうです.


現時点での参加予定者(敬称略)

伊藤谷生,木村 学,小原一成,小泉尚嗣,鷺谷 威 ,在田一則,安間 了, 石井和彦,上杉孝彦,氏家恒太郎,奥平敬元,大川直樹,大橋聖和,川村喜一 郎,木村希生 ,河本和朗,Simon Wallis,窪島光志,木村克己,坂 啓惟, 播磨雄太,萩原知之,星 博幸,増田俊明 ,竹下 徹,山本 俊哉,山口飛 鳥,佐藤隆恒,

(以下事務局)高木秀雄,重松紀生,大谷具幸,廣野哲朗,松田達生,橋本善 孝,小林健太


講演申し込み数によって変わりますが,現段階でのスケジュール案としては, 下の様になっています.

初日午後に招待講演者の講演を行い,17日と18日午前中に一般発表を行う予定です.

また,一般向けの普及講演も18日午後に別会場で開催します(講演者は木村  学氏と小泉尚嗣氏).


なお,今回は事務局メンバーで例会を企画しましたので,巡検は計画しません でしたが,個別に計画する場合は参加者の中で連絡し合ったらどうかという話 も出ています.一例ですが,白浜のすぐ南側海岸沿いの田辺層群白浜累層で は,とくにマッドダイアピルや泥岩岩脈の良い露頭があるようです.そのほか にも,ここは見所,という情報をお持ちの方は,ぜひMLに流してください.


16日 (金),13:00〜18:00 招待講演

講演者(予定)

木村 学(東大)

伊藤谷生(千葉大)

小原一成(防災科研)

小泉尚嗣(産総研)

鷺谷 威(名大)

           19:00〜20:00 夕食

           20:00 〜21:00 ポスター

17日 (土)  8:00〜8:30 朝食

           9:00〜12:00  一般発表

   12:00〜13:00 昼食  

   13:00〜17:30  一般発表

           18:00〜19:00  夕食

           19:00 〜20:00 ポスター

18日 (日)    8:00〜8:30 朝食

           9:00〜11:00  一般発表

           11:15 〜12:15 昼食

           12:15         例会解散

           14:00〜16:00  普及講演(木村 学,小泉尚嗣)




平成18年度構造地質部会

例会のお知らせ


日時:2007年3月16日(金)~18日(日)

場所:和歌山県南紀白浜温泉 HOTEL BAY LILY

(和歌山県西牟婁郡白浜町古賀之浦3770,TEL:0739-42-3050)

内容:

来年9月,紀伊半島沖で南海トラフ地震発生帯の掘削が始まるなど,今,紀伊半島を中心に地球科学の大きなプロジェクトが動きつつあります.日本地質学会構造地質部会では,これを機に,構造地質学を中心に,地球科学の各分野が交流を持てるような場を設けたいと思います.

コアセッション(予定):紀伊半島に関する地球科学

(i)紀伊半島の地下,フィリピン海プレートの沈み込みに伴う低周波微動とスローイベントなど東南海・南海道地震に関する話題.

(ii)四万十帯等の付加体・三波川帯の上昇・中央構造線や仏像構造線などの断層,熊野酸性岩など,紀伊半島の地質に関する話題.

(iii)南紀伊半島の温泉「なぜ,海溝近傍でこのような高温の温泉が湧出するか?」

その他に,一般発表の場も設けます.構造地質に関わる内容でしたら,いかなる内容でも結構です.

参加費用:一般:1泊¥8,175,発表を行う地質学会院生割引正会員・学生会員:1泊¥6,175 (いずれも宿泊費,昼食代,入湯税を含む).全日程参加の場合,一般¥16,350,発表を行う地質学会院生割引正会員・学生会員¥12,350.

参加登録締め切り:2006年11月20日

会場は一般宿泊施設を借りることになります.そのため最終予約のための参加登録が必要になります.

発表締め切り:2007年2月10日

参加登録締め切り前に発表申し込みをされる方は,参加登録も同時に行ってください.なお,参加登録締め切り以降,発表申し込みをされる方は,参加登録を事前に行ってください.

参加登録及び発表申し込み方法:

参加登録では16~18日の参加日程を,発表申し込みでは発表者氏名・発表題目・講演要旨を産業技術総合研究所・重松紀生 (n.shigematsu@aist.go.jp) までお送りください.なお,コアセッションの講演者につきまして,発表者氏名・発表題目のみ2006年12月20日までにお願いします.ご協力をお願いします.

講演要旨原稿について:

講演要旨のフォーマットは,地質学会の大会 (地質学会 News Vol. 9 No. 5を参照) に従ってください.講演要旨は PDF 形式もしくは MS-Word 形式で送ってください.

今後のお知らせについて:

コアセッションの講演内容など例会の詳細につきましては決まり次第,構造地質部会ホームページに掲載しますので,こちらをご覧ください(http://www.geosociety.jp/organization/bukai/struct/struct-index.html).





2006年5月14日(日)〜5月18日(木)

日本地球惑星科学連合2006年大会が開かれます。