趣旨:国際地質科学連合(IUGS)の国際層序委員会(ICS)では,Tertiaryという用語は15年前より正式区分からははずされている.それに加えて,現在Quaternaryもその存続が検討されている.一方,2004年にCambridge University Pressより「A Geologic Time Scale 2004」が出版され,新しい年代区分に従った年代表が広く流布されはじめた.出版物等に与える影響は大きく,早急に検討し,対応策を策定することが必要となった.この状況に対応するために日本地質学会地層名委員会と地質科学関連学協会連合とでキックオフミーティングを行い,今後の方針について議論した.