地質学会松本大会・岩石部会ランチョンの報告
地質学会松本大会開催中の9月25日に,岩石部会のランチョンを開催し(参加者は20数名),昨年度の役員からの活動状況の報告と今年度の幹事等の選任及び承認が行われました.その概要をお知らせします.
- 1.昨年度の役員からの報告
- 事務局員(西山忠男・熊本大)より
- 従来の方式では大会のプログラム作成の事務負担が大会行事委員に集中していた.この問題を解消するために今大会から,セッション制が採用された.
- 今大会では,コンビーナーが自由にセッションを申し込んだために,総ての分野をカバーできなかった.提案されたセッションに入りきらない講演を救済するために,岩石部会として”変成岩一般”のセッションを提案した.
- 岩石部会として地質学論集”21世紀を担う地質学”に2編の総説を掲載した.
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- 行事委員(原山智・信州大)より
- 本年1月以降の地質学会行事委員会に出席した.この時点で,既に岩石部会関係者から各シンポジウムが申し込まれており,シンポジウムの内容との調整にはタッチできなかった.主な活動は,各セッショの時間割を決めたことである.
- 全発表件数は約750件,その内訳は,口頭:約620件,ポスター:約130件
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- 2.新部会代表者・幹事等の選任および承認
- 代表者:小畑正明(京都大)1998年4月1日より
- 幹事(行事委員):榎並正樹(名古屋大) 新任
- 幹事(各賞推薦委員):田切美智雄(茨城大) 留任
- 事務局員:平島崇男(京都大) 新任
- なお,部会規約では,各委員の任期は2年となっているが,行事委員については翌年度大会の開催校から選出した方が望ましいとの意見で一致し,榎並氏を選出した.
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3.初めての試みであるセッション制による講演会について意見交換を行い,来期の地質学会セッションのあり方について議論した.概要は以下の通り.
- 今年度のセッション制について批判的な意見も出たが,地質学会としては当面この方式を続ける意向らしい.
- 岩石部会・火山部会関係では似た内容のセッションが乱立した反面,一部の分野をカバーするセッションが欠落していた.この様な問題を解消するために,岩石部会関係のシンポジウム申し込みを岩石部会でとりまとめる案が提案された.
- その具体案として以下の試案が提案された.岩石部会関係のシンポジウムを10月末までに部会代表者に提案していただく.この提案をもとに役員間で部会案を作成し,それを部会関係者にメールで公示した後,地質学会のシンポジウム応募時に地質学会行事委員会に申し込む.
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- 4.追記:9月26日,小畑部会長は火山部会ランチョンに出席し,吉田代表幹事と懇談し,岩石部会と火山部会のシンポジウム案のすり合わせもしたうえで,地質学会に申し込むことで合意した.
以上平島(事務局)文責