学会法人化推進キャンペーン講演会



「地質学のルネサンスー地質学と日本の未来を見据えて」

日時:2004年3月20日(土)13:00〜17:00
場所:北とぴあ 第1研修室(東京都北区王子:JR京浜東北線王子駅下車徒歩2分)
(地図 http://www.kitanet.ne.jp/~hokutopia/data/sisetu/map/map001.htm
主催:日本地質学会関東支部・日本地質学会法人化準備委員会募金委員会

内容:
 地質学が今直面している最大の課題は,いかに社会と関わりをもって,その抱える問題解決に貢献できるか,いわば実学としての地質学の復権といっても過言ではないでしょう.人口最大密集地である大都会が載っている沖積層研究の新展開(近々地質学論集主出版予定,関係者に依頼中)、来たるべく懸念される地震対策の要ともなる地盤と強震動予測の最前線(日本工営中央研究所地盤耐震グループ・大角恒雄氏「強震動予測解析の現状−地質学は何のパラメータを提供できるか?−」),国民の利益に直結する大陸棚問題と海洋調査の現状と近未来(海上保安庁海洋情報部に依頼中),IT社会における知的基盤としての地質情報のあり方と将来像(産業技術総合研究所地質調査情報部・古宇田亮一氏)等について産学官の第一線の研究者たちによるビビッドな話題提供は,地質学会法人化後の学会活動のありようを考える上で大きく寄与するだけでなく,会員諸氏の今後の活動にも重要な示唆を与えうるのではないかと思います.ふるってご参加ください.
 なお,当講演会は地質学の活性化をはかるために,地質学会法人化を推進する活動の一環として開催いたします.法人化に際して不可欠な基金のための募金活動の広報・宣伝もあわせて行いますので,よろしくご協力ください.

<プログラム>
13:00−13:10 開会挨拶  平 朝彦(日本地質学会会長)

○第一部  陸・都市への提言 
13:10−14:00  木村克己(産業技術総合研究所地球科学情報研究部門)
「沖積層研究の新展開ー地質学的研究の高精度化と分野融合研究の展開ー」
14:00−14:50  大角恒雄(日本工営中央研究所地盤耐震グループ)
「強震動予測解析の現状−地質学は何のパラメータを提供できるか?−」

○第二部 地質学会法人化への歩み
14:50−15:00  加藤碵一(日本地質学会副会長・募金委員会委員長)
「学会法人化基金の募金活動の趣旨説明と協力依頼」
15:00−15:20  休憩及び募金活動

○第三部 海・情報への提言
15:20−16:10  加藤幸弘(内閣官房大陸棚調査対策室)
「大陸棚延伸調査と海洋地質学」
16:10−17:00  古宇田亮一(産業技術総合研究所地質調査情報部)
「知的基盤としての地質情報の展開と展望」

17:00  閉会挨拶  中山俊雄(関東支部長)
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